[初心者向け]Digital Photo Professional 4 ツールパレットの使い方について その1

 前回、DPPで何ができるのか、について簡単に説明させていただきました。今回は、ツールパレット上でできる編集項目について、説明しようと思います。

明るさ調整

まず最初に、前回も触れた[明るさ調整]についてです。-3~+3まで調整することができて、カメラ本体の露出設定の-3~+3とリンクしています。具体的には、下記のような明るさの調整幅があります。これだけ調整幅があれば、撮影後の表現幅も広がりますね!

ホワイトバランス

次に、その下の[ホワイトバランス]についてです。ホワイトバランスとは、撮影環境での光の色の影響を補正して、白を白く写すための機能のことを指します。人間の目は優秀なもので、太陽光の下でも、蛍光灯の下でも白は白と認識することができるのですが、カメラにはこの色が白、と認識させる必要があるため、ホワイトバランスという機能が必要になります。
 DPPでは、プリセットとして[太陽光]や[くもり]、[白熱電球]などのホワイトバランス設定があり、試しに[太陽光]から[白熱電球]へ変更すると、下記のようになります。

 印象として、[太陽光]の方が温かみがあり、[白熱電球]の方が冷たいイメージがありますね!先ほど説明したように、ホワイトバランスは元々白を白く映すための機能ですが、画像全体の色味が変わるため、表現手法としてあえて夜景シーン等で[白熱電球]にしたり、といった活用方法もあります。
 このホワイトバランスですが、DPP上で微調整することもできます。B(ブルー)、A(アンバー)、M(マゼンタ)、G(グリーン)と書かれたスライダを調整することで、その写真に合った色味に10段階で微調整することができます。

 是非、お持ちの写真で色々試してみてください!

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